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羅 針 盤(7月号)

指導者の資質を欠いた侵略者の退場を願う

谷藤悦史●早稲田大学名誉教授、政策研究フォーラム理事長

 このところ参院の選挙制度につき断続的に問合わせを受け、認識を新たにすることがあった。政界も含め日本社会には、どうも発生した問題に対し、核心をついた、息の長い取組みをするのが苦手な体質があるようだ。  これまで私は、この種の問題は日本国民の「飽きやすい体質」のためと考えてきた。毎年、被害の出る台風に、根本的な取組みをせず、その時々に反省のポーズをとり、それで終わりにする体質のためと考えてきたのだ。  だが、ことはそれ以上に根の深い問題のようである。ロングセラー『失敗の本質』(村井友秀ほか、中公文庫)の指摘を借りて説明してみたい。  参院選が終われば直ぐ浮上する問題だが、参院選挙区選挙で「一票の格差」が広がり、待ったなしでの改正が迫られているのだが、合区の後の妙案がなく、逆に苦し紛れの案が出ているのだ。  細かいことは書かない。選挙制度は衆院に並立制が導入された一九九四年の前後には、突っ込んで議論され、認識も深まったように思っていたが、三十年近くたつと、すっかり振り出しに戻っている。  旧中選挙区制のような制度は日本に特殊だということは、皆が分かったものと思っていたが、どうも甘かったようである。権威ある出版社の専門書に、昔ながらの説明が復活し、また若い政治学者は当時のことを知らないまま記述し始めている。  旧日本軍の「失敗」から教訓を引出すべく、『失敗の本質』が指摘するのは「知識の淘汰と蓄積」である。「進化する組織は学習する組織でなければならない」のだ。  まず「蓄積」だが、マスコミなど、世代交代で知識が十分伝達されず、三十年もすると直ぐ「昔話」になる。政治家もそうだ。旧中選挙区制のような制度が参院の選挙区選挙にかなり残っていて、当時は改正の議題に上っていたのに、すっかり忘れられ、 今は類似の案が「改革案」として復活する始末だ。  他方の「淘汰」となると、もっと酷い。戦前からの特殊日本的制度が、あたかも外国にも多いとするような、「少数代表制」との説明が、憲法学、法律学の教科書に残り、未だに「学習棄却」ができていない。 既存の誤った知識を捨てる学習解除・解消が未完だったのだ。見直すべき点はあまりにも多く、頭を抱える。
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