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羅 針 盤(8月号)

スローガン倒れで戦略不在

加藤秀治郎●東洋大学名誉教授、政策研究フォーラム副理事長

 「観光立国」という言葉をよく聞くが、私などは《またか》と冷めてしまう。スローガン倒れを予想してしまうからだ。少し前の「科学技術立国」はどうなったのか? 日本の将来を決定づける重大問題だが、実感はどこにもない。  大学入試での医学部人気は高まる一方だが、理由は簡単明瞭だ。受験生も親も高収入なら医者、と信じて疑わないからだ。これは厳然たる事実で、「こんなに人材が医学部だけに流れていいのか」と問われている。  医学も広くは科学技術だが、問題は工学部などの方だ。入試に数学があり、苦手な高校生は数学を避けて私立文系に行く。我慢して数学をやるインセンティヴ(誘因)がない。  放置するなら、国策で学生の専攻を誘導する中国などには、とても対抗できない。極端なはなし、初任給で優遇するなど、何か目に見える策がほしいところだが、戦後の「悪平等」に慣れ、どっぷり浸かった戦後日本では、すぐ反発が出る。  結局、掛け声、スローガン以上のものにはなりにくく、有効な手が打てない。戦後日本は万事この調子だ。戦略性が欠けるから、簡単にジリ貧に陥る。  女性天皇と女系天皇の違いも判らないまま、いきなり皇位継承について公約でうたうなど、大丈夫か? という気になる。  参議院選挙もそうだ。選挙戦を見ながらつくづく思うのだが、選挙制度そのものに何も理念がなく、「一票の格差是正」の掛け声だけで、選挙区選挙の定数が是正されてきた。戦後すぐの選挙制度が、矛盾を抱えたまま残っている。  合区で減った県の議員の処遇に困り、自民党が比例区に優先枠を設けることを可能にしたが、究極の「弥縫策」、「パッチワーク」と言うしかない。  「改選一の激戦」と言っているが、改選二はどうなのか? しばらくは自民一・民主(民進)一で、投票の前に結果が分かっているユルユル選挙区だった。定数是正でこれが減り、小選挙区制(改選一)になったり、改選三、四の中選挙区制が増えたりした。東京都に至っては改選六だから、全く別の選挙制度だ。  こんなことを放置して顧みない体質は、戦後日本の弱点を象徴して余りある。選挙後、即刻議論を始めるべきだろう。
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