出 版 物
改革者
購読申し込み
研究委員会
報告書
その他
月刊誌「改革者」最新号
「改革者」最新号 目次
下のボタンをクリックすると
1年分の表紙・羅針盤・目次が見れます。
 
バックナンバーへ
掲載論文タイトル検索データ
国際政治関係
国際経済関係
外交・安全保障
国内政治関係
国内経済関係
福祉・社会保障
雇用・労働関係
社会問題関係
インタビュー記事
改革者の主張
震災・災害復興関係

羅 針 盤(3月号)

政治は再生するのか─二つの演説を聴いて

谷藤悦史●政策研究フォーラム理事長 早稲田大学政治経済学術院教授

  私たちは、一月の中旬に日を待たなく二人の指導者の演説を耳にした。第二〇四回通常国会における菅義偉首相の施政方針演説と、第四六代アメリカ大統領に就任したJ・バイデンの就任演説である。 一方は「『安心』と『希望』」を、他方は「試練の時、米国を一つに」を謳う。二つの演説に接し、二人の指導者の政治観の違いを痛感した。それは、日米の民主主義観や政治観の相違を象徴するものであった。  バイデンは、自らの政治的勝利を「民主主義の大義の勝利」と規定、現状を「アメリカが試練の時にある」ととらえ、「白人至上主義からの脱却」、「中間層の再生」、「ヘルスケアの復活」、「新型コロナ対策」、「国際協調主義」を標榜していた。 「分断と対立」、「孤立主義と排外主義」に覆われたアメリカ政治の転換を印象付けた。メッセージ内容は簡潔で、政治の方向性も明確であった。 「陰謀論」に覆われた「分断と対立」のアメリカが、バイデンによって早急に回復するかは心許ないが、政治の営みが変わることをはっきりと予感させた。  他方菅首相は、「安心」の政治として「新型コロナ対策」、「東日本震災からの復興」、「災害対策と国土強靭化」を、「希望」の政治として「グリーン社会の実現」、「デジタル改革」、「地方創生」、 「社会保障改革」などを提唱し、「薬価の改訂」「介護報酬の引き上げ」などに細かに言及した。  違いが明確であろう。一方は、政治の原則を提示して、その原則がどの分野に及ぶかを提示する。他方は、どういう政治をするのかの原則が不明で、細かな政策を羅列して、投入される金額などを示す。菅首相の演説が、官僚答弁と指摘される所以である。 実務型というが、状況対応の政治に他ならない。  原則が提示されないから、「グリーン社会」や「デジタル改革」が何故に導き出されたか判然としない。原則が無いから、政治は状況に応じて変化し、漂流する可能がある。 現実にそのようなことが生じている。トランプ政治に相似し、「国民のため」と称する「ポピュリズムの政治」の再来である。アメリカは、その政治からの脱却を志向する。わが国の政治は、自覚もなくそこに向かうのであろうか。
このページのtopへ戻る
 このページのtopへ戻る

購読申し込み
申込書の印刷はこちらをクリック
購読申込書
お申し込みはFAX・郵送のいずれかでお願いします。
個人・一般会員年会費 7,800円(雑誌代・送料含)
お振込先
ゆうちょ銀行00130-5-71314
中央労働金庫田町支店(普)9942726
三菱東京UFJ銀行田町支店(普)2512737
政策研究フォーラム
氏名
〒          住所
          
電話 FAX
e−mail 年齢         職業
『改革者』        月号より      部申し込みます。


 個人情報保護法に基づき、申込書に記載の個人情報を他に用いることはありません。
このページのtopへ戻る
 このページのtopへ戻る
 
このページのtopへ戻る
ホーム
政策研究フォーラムとは
研究委員会
海外視察
研修会
出版物
リンク
お問い合わせ