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羅 針 盤(12月号)

「戦場の霧」の中を進む首相に「指揮官の意志力」を問う

加藤 秀治郎 ● 東洋大学名誉教授、政策研究フォーラム副理事長

 きちんとした日本語があるのに、カタカナの外来語を使うのは、何か思惑を隠している時だ。 自由主義と言わずに「リベラル」というのは、意味をずらして使いたいからで、近年は非自由主義者が大きな顔で「リベラル」を自称している。  最近の「レガシー」も同類か。私などは以前に流行った「レジェンド」と混同してしまう。 遺産や業績といえばよいのに、「レガシーづくり」などと言うのだ。  この臨時国会の焦点の一つは憲法九条改正だが、情勢は安倍首相に厳しいようだ。 だが、これは長年の懸案でもあり、私は是非、超党派で筋道をつけてもらいたいと願っている。  日本では政治のスローガンに奇妙なものが多く、戦後の憲法もその類である。 明治維新の「尊王攘夷」に近いデタラメだと思うのだ。 外国を撃退し、鎖国を貫け、といって明治維新をやったのに、開国で収まったのは不思議だが、収まる所に収まったということだろう。  自衛隊も創設の時は揉めたが、定着しており、憲法に書かない方がおかしい。 それを大騒ぎしているのは惰性のためだ。国民が冷静に対応できるか否かがカギで、変な横槍が入ると混乱する。  「レガシー」がここで登場し、解説者が「特に必要がないのに、安倍首相の個人的レガシーづくりで進められている」という調子で言っている。 「歴史に名前を残そうという野心」とでも言いたいのだろうが、それではカドが立ちすぎるので、カタカナでごまかしているのだ。  首相の個人的願望と思われれば、断念に追い込まれよう。 だが国民が《ここで懸案を一つ解決しよう》と思えば成就できるのであり、今後の政治宣伝の応酬は、戦争のようなものとなる。  「戦場の霧」に突入するのであり、途中で沢山の夾雑物が現れ、進路を阻む。『戦争論』でクラウゼヴィッツのいう「摩擦」である。  客観情勢ばかりを言っていては、事態は打開できないのであり、私は『クラウゼヴィッツ語録』(一藝社)から、次の言葉を首相に贈りたい。  「状況が困難に傾くや、事態は進捗しなくなり、潤滑油がきれた機械のように動かなくなる。これを克服するには指揮官の大いなる意志力が必要だ」。
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