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羅 針 盤(10月号)

メディアに広がる安易な「教養」から脱皮しよう

谷藤 悦史 ● 早稲田大学政治経済学術院教授、政策研究フォーラム理事長

 私たちの周りに生じているさまざまな事象や出来事についての情報を基に、それらを理解して知識を得ること。 さらに、その理解や知識を基に、日々の生を営むための技法や能力を開発し、それを発展・成長させること。それが教養と言われる。 教養は、単にあることを理解して、知識を持つことではないのである。  教養の内容は、それぞれの人々が生きた時代、生きた地域、そして生きた文化に拘束されてしまう。 それ故に、教養はやがて保守化して停滞するばかりか、意味すら失ってしまうときがある。 社会に広く流布している教養の価値が、なくなってしまうのである。  私たちは今、メディアに蔓延るコメンテーターや「知識人」と称する人々によって、どれだけ生活の技法や総力を開発させたか。 どれだけ、自己実現や自己発展につながったか。主流に追随する付和雷同の風潮や文化を形成しただけではないか。 常識と言われるものに追随して、多きに流れる文化の形成ではなかったか。 こうして、少数であっても貴重な意見、情報、知識そして文化が否定されてしまう。 それは同時に、一人一人の個人のみならず、社会の多様な発展を阻害することになる。 このようなことが、私たちのメディアや社会で生じていないか。  安易に知って理解するだけの教養から脱皮しよう。 物知り顔で解説するコメンテーターや「知識人」に、追随することを止めよう。 生を営むための技法や能力の開発があってこそ、教養の意味があるとすれば、教養そのものに創造的活力がなければならない。 創造的活力は、これまでの考えや定説を否定し超えるような研究活動、すなわち学問的活動から生まれる。 また、さまざまな芸術分野で、伝統を踏襲するばかりかそれを超える新たな美を追求する芸術活動からも生まれる。 そして、生への意欲を育み、協和や協働などの精神を育む精神活動からも生まれる。教養は総合芸術に他ならないのである。  メディアに蔓延る安易な知識人を否定すること、それを重用するメディアを批判することが必要である。 冷静で思慮深い民主主義社会を形成するためにも必要である。それが日本のみならず、世界的にも問われているといえよう。
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