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羅 針 盤(10月号)

二つの党首選挙にみる日本政治の不毛

谷藤悦史●早稲田大学政治経済学術院教授、政策研究フォーラム理事長

 九月になって、自民党と新党立憲民主党で、党首選挙が行われた。党首選挙にいたる政治過程でも、党首選挙の結果をもたらした政治的背景においても、 日本の政党政治の閉塞性と統治能力の衰退を顕わにしたものであった。  経済においても外交においても、明確な成果がもたらされることなく、安倍政権が続いていた。人事停滞と忖度政治の広がり、公職選挙法違反やIR汚職などが継続し、長期政権からくる弊害も顕著になっていた。 新型コロナの広がりで、政治混乱も続いた。自民党は、その状況に新しい対応策を示せなかった。野党も同じであった。与党の失敗を指摘するだけで、与党に代わる対応策を提示できなかった。 日本政治そのものが、統治能力を大きく損なっていることを明らかにする状況であった。  日本政治に代わって、状況を変えたものは、皮肉なことに首相の病気の再発という政治以外の要因であった。党首選が余儀なくされた。 しかしここで、日本政治の統治能力の衰退が露呈する。自民党の後継選びは、古老たちの派閥の論理だけで行われ早々に終わった。野党も似ている。 異なる野党の手続きを前提に、議員だけの党首選がなされた。党首選挙における政策論争は脇にやられ、自民党や立憲民主党がどこに向かうのか曖昧なままに党首選が進んだ。  こうして、明確な政治理念やビジョンを欠いた首相や党首が誕生した。菅首相は安倍政治の「継承」というが、何を「継承」するのか。 枝野党首は「立憲主義」を標榜するが、その意味は何か。「新党結成は時代の要請」というが、どのように「時代」を認識しているのか。  政党が「公党」であるなら、開かれたものでなければならない。世界の政党も多くの問題を抱えているが、党員やサポーターの参加で党首を選ぶ。 民主的な選挙を前提にすれば当然であろう。閉鎖的で、多くの人々の関与を許さない党首選は、人々の政治への期待を萎えさせる。 ビジョンがないばかりでなく、それに関心すら抱かない党首を抱いた日本の政治は、迷走を増したままで漂流してしまうのではないか。失望と不安を掻き立てだけの無意味な党首選は、今回限りにしよう
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